施術箇所の効果が半永久的に持続する「脂肪吸引」。ダイエットの最終手段として脂肪吸引を検討される方が多いのは、こうした理由からなのでしょう。今回は、「本当に脂肪吸引の効果は半永久的なのか?」について詳しくご説明していきます。
脂肪吸引の効果は半永久的?ダイエットとの違いを理解しよう
結論からお伝えすると「脂肪吸引の効果は半永久的に続く」というのは事実です。ただし、これは「脂肪吸引をすればその後絶対に太らない」という意味ではありません。
これを理解するためには、太るメカニズムとダイエットの基本、そして脂肪吸引の仕組みについて深く知っておく必要があります。
脂肪吸引で脂肪細胞を小さくするには?
脂肪吸引は「カニューレ」という吸引管を体に挿入し、吸引器で陰圧をかけることで脂肪を吸引していきます。通常のダイエットやエステの痩身との大きな違いは、脂肪細胞を小さくするのではなく、物理的に脂肪細胞の数を減らすということです。
脂肪吸引の効果が永久的な理由
脂肪吸引は脂肪を取り除く施術ですので、一度取り除いた脂肪が元に戻ることはありません。
また、脂肪細胞の数が減りますから、術後に脂肪細胞が肥大しても、術前と比べて太りにくい体になるのはご理解いただけるでしょうか。ダイエットと比較しても、リバウンドの確率が格段に下がります。
こういった理由から、脂肪吸引の効果は半永久的に継続すると言えます。
脂肪吸引の効果を半永久的に持続させるために大切な3つのこと
1点ご注意いただきたいのが、脂肪吸引の効果が半永久的に持続するのは、脂肪吸引をした箇所のみということ。当然ながら脂肪吸引していない部分の脂肪細胞の数は変わりませんから、術後に暴飲暴食を繰り返せば、細胞が肥大して太ってしまいます。
先ほどの段落で、『ダイエットの基本は摂取カロリーと消費カロリーのバランス』とお伝えしました。これは脂肪吸引の効果を持続させるためにも非常に重要です。
ここでは、ダイエットの基本をベースとして「脂肪吸引の効果を半永久的に持続するために大切な3箇条」を解説します。
食習慣への意識
上でもご説明した通り、継続的な暴飲暴食は吸引箇所以外が太ってしまう原因になりますので、気を付けなければいけません。かといって極端な食事制限や偏った食生活も良くありません。その理由は以下の通り。
食事制限による空腹状態が続くと血糖値が低下し、脳は飢餓を感じて次の食事で一層エネルギーを蓄えようとします。その結果、血糖値が上がって体に吸収されやすくなり、太りやすい体になる可能性が考えられます。
また、十分な回数の食事をしていても、栄養バランスが偏ってしまうと脳は飢餓を感じるようになり、思わず食事の量が増えることも…。十分な食事量でも満腹感が得られにくく、結果的に食べる量が増えてしまうのです。
脂肪吸引後は、タンパク質や糖質など、必要な栄養素をバランス良く摂りながら太りにくい体をキープしていきましょう。
運動習慣への意識
運動と聞くと苦手意識を持つ方も多いと思いますが、毎日ジムに通ったり、ジョギングをしたりする必要はありません。
無理に体を動かそうとしても合わない方ももちろんいるでしょう。「毎日筋トレをする」と意気込んでも、途中で投げ出してしまうと「続かなかった…」とストレスを抱える原因になります。
運動をする上で最も大切なのが、「続けられる範囲のことをできるだけやる」ということです。例えば、よほど疲れていないときは階段を使う、時間があるときに一駅分歩くなど。簡単なことからで構わないので、ちょっとしたことでも続けられればきちんと結果に繋がります。
無理をして体を動かすのではなく、無理のない範囲でできる運動をするくらいの考えでも十分ですよ。
3-3. 生活習慣への意識
生活習慣は、「摂取カロリーと消費カロリーのバランス」に関係ないように感じますが、より効率的に消費カロリーの量を上げるためには生活習慣の質も非常に重要です。
先ほども軽く触れましたが、ストレスはダイエットの効果を妨げます。人間は過度のストレスを感じると、血流が悪化して代謝が下がり、痩せにくい状態になることがあります。
また、睡眠時間が不規則な方も要注意です。眠りが浅い状態では交感神経が休まらず、これまた痩せにくい体になる可能性があります。
まとめ
ここまではダイエットと脂肪吸引の違い、脂肪吸引の効果が永久的に続く理由、クリニック選びのポイントなどに触れてきました。
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