子供の学力につながる「知育玩具」はますます人気に。以下のオプションを通じて適切なおもちゃの選び方を知る。
子供の学力につながる「知育玩具」はますます人気に
子供の発達を促すといわれている「知育玩具」。最近は家電量販店やネットショップでも多く見かけますよね。子供の学力向上にもつながるといわれているだけに、親からの人気は上昇し、今やたくさんの知育玩具が作られています。ただ幅広い種類のおもちゃの中からどのように選べばよいか悩んでしまうことも…。「知育玩具」は生まれてすぐの0歳から発育に応じた上手な選び方があります。子供の隠れた才能に気づくことができるかもしれませんよ。それでは「知育玩具」についての知識を深めていきましょう。
「知育玩具」とは…
普通のおもちゃとの違いは?
実は「知育玩具」といっても、その他のおもちゃとはっきりとした違いがあるわけではありません。基本的に、子供はどんなおもちゃを手に取ってもそこから学びや刺激を得ることができます。中でも「知育玩具」は、言語力や想像力、思考力など知能を伸ばすことに重点を置いて作られたおもちゃなのです。
どんな種類があるの?
知育玩具の代表格ともいえるのが、「積み木」「おままごと」「パズル」です。これらは、乳児期から就学後も使い方を変化させて遊ぶことができます。
例えば「積み木」の場合、乳児期は掴むことでものと自分の関係性を理解し、幼児期に入ると丸や四角といった形を把握して、並べたり積んだり崩したり動きを伴った遊びに発展。そして様々な形状の積み木を使って創造するものづくりへと遊びを変化させます。
他にも、「言葉や数字の知識を養う玩具」「音を出して音感やリズム感を育てる玩具」「お絵かきや粘土など色彩感覚や創造力を育む玩具」「トランポリンやフラフープなどバランス能力を鍛える玩具」などがあります。
どれも子供の好奇心をくすぐるものばかり。使い方を教えるのではなく、子供が自分で遊び方を見つけられるように、大人はヒントを出す程度にサポートしてあげてくださいね。
年齢に合った知育玩具の上手な選び方
0歳から1歳にかけては赤ちゃんが著しく成長する時期なので、月齢に応じて選んであげてくださいね。1歳以降はお子さんの発達に合わせて選べるよう、ポイントを押さえておきましょう。
0歳は五感を刺激する遊び
0歳のおもちゃ選びのポイントは、まず安全であること。赤ちゃんは何でもなめたり口に入れたりします。そのため与えるおもちゃの大きさと素材には十分注意してください。口に入らないサイズであること、なめても安全な材料でできていることが基本です。
~3か月
首が座る前はほとんどねんねの状態です。ぶら下がったおもちゃが眺められるメリーや、寝転がりながら様々な仕掛けが楽しめるジム、音の出るラトル(ガラガラ)など感覚的なものを選びましょう。
~6か月
首が座ったら本格的な遊びのはじまりです。投げたり振ったり回したりできる手遊び系や、動作を加えると音が出るものがおすすめ。
~12か月
“はいはい”から“たっち”の頃は部屋の中の行動範囲も広がります。柔らかい手触りのボールや押し車があれば自ら率先して遊んでくれますよ。
1~3歳は幅広いジャンルに触れて脳を刺激
1歳を過ぎると自由に歩き始め、視野が広がります。2歳以降は言葉をどんどん覚えて、親を悩ませるイヤイヤ期に突入。自我が強くなってくるので、幅広いテーマの遊びで興味を引き出しましょう。
1歳
知覚・集中力が発達し始めるこの時期は、積み木や大きめピースのパズルがおすすめです。音階のあるシロフォン(木琴)やピアノ絵本も脳の発育に役立ちますよ。
2歳
大人の行動に興味を示し真似をしたくなる時期。この頃からおままごとセットがあれば夢中になって遊んでくれます。
3歳
目覚ましく運動能力が発達し、手先もさらに器用に。外では走り回り、靴を一人で履けるようになります。室内では、はさみを使った工作系や粘土で想像力を伸ばしましょう。遊びの幅を持たせることがこの時期には大切。
4~5歳はゲームで社会性を養う
4歳を過ぎると、身の回りのことは自分でできるようになります。友達と一緒に遊ぶ機会も増えてくるので、社会性を養う知育玩具で就学準備をしましょう。
4歳
ひらがなや数字に興味を持ち始めるので、この頃から学習系のおもちゃで読み書きの練習を始めるのがおすすめ。またお人形を使ったごっこ遊びやドールハウスで人間関係を学ぶ時期でもあります。
5歳
小学校入学まであと少し、やや難解な遊びもできるようになります。ボードゲームやカードゲームなど、勝ち負けのあるゲームで感情と思考力のトレーニングをしましょう。勝ったときの嬉しさと負けた時の悔しさを経験することで、次はどうやったら勝てるかを考えることができるようになります。
小学校低学年(6~8歳)は学習系玩具で探求心の芽を出そう
小学生になると学校での集団生活も始まることから、友達との間で役割分担も生まれます。自立心も芽生える時期なので、成長の助けになるようなおもちゃを選んであげましょう。
小学校低学年
自分で進路を作ってコマをゴールに導くような解決型パズルゲームは脳トレになっておすすめです。家族や友達と一緒に遊ぶと、考え方の違いを理解する助けにもなりますよ。
勉強を補助する玩具も小学生になったらほしいですね。地理を楽しく学べる地図パズルや、理科系に強くなる顕微鏡・栽培キットなどもその一つ。さらに2020年度からは小学校でプログラミングが必修化されます。“プログラミングトイ”と呼ばれるおもちゃで基礎を学んでおくと安心ですよ。
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